RHGをiPhoneで少しずつ読む

いきなり3日坊主的ブランクがあいてしまった。いろいろとコードを書いてみたい気持ちは山々だけど、なかなか時間が取れない。

Rubyソースコード完全解説iPhoneに入れてちょぼちょぼと読み進めている。iPhoneのAirSharingというソフトがよくできていて、WiFiWebDAVでPCからマウントできる。wgetでHTMLと画像を落としてフォルダをiPhoneにドラッグ&ドロップするだけで、どこでも読めるようになる。紙の本より持ち運びが楽でいい。唯一問題なのは、こんなふうに根こそぎ図版入りでダウンロードして読んでしまっては、著者に対して申し訳ないってことだ。

この本は著者の青木氏がいうとおり、単にRuby処理系の実装解説というのじゃなく、ソースコードをどう読み進めていくか、という読み物風になっていておもしろい。特にC言語で一般的に使われるテクニックを解説してくれているのがぼくにはうれしい。たとえば、関数のポインタを使ったコードの使いまわしによる抽象化の典型的な処理だとか、リスト構造の先頭にオブジェクトを追加するときの典型的な処理を、ちゃんと「イディオム」だと指摘してくれていたりする。複数行に渡るマクロ定義でwhile(0)で結ぶ理由なんかを読むと、自分でそういうものを読み取って推論していくのってえらい大変なんじゃないかとも思った。