Javaデザインパターン徹底攻略

Javaデザインパターン徹底攻略」(日立ソフトウェアエンジニアリング インターネットビジネス部、技術評論社)という本を読んだ。GoFの原典は無用にややこしいという噂を聞いて、とりあえず買った結城氏の本はやたらと重たい上に、記述が冗長っぽくて読む気がしない。

で、デザパタというヤツを手っ取り早く眺めてみようと思って手に取った本。23個それぞれが平均5ページ程度、長くても10ページ程度でサンプルコード付きで掲載されている。3時間ほどで読めた。

いろいろ細かく名前がついているのね、ということと、Javaだとそういう風に書くのかということでマイルドに楽しめたけど、サンプルコードが「MyClassA」「MyObserverB」みたいなのばっかりで、そこはめまい感も強い。デザインパターンにありがちな誤解という最終章が良かった。ぜんぜん万能のハサミちゃいますよ、過信禁物みたいなことで釘がいっぱいさしてある。

デザインパターンといっても、その言語がサポートするパラダイムや性質や機能に深く依存してる気がして、Rubyデザインパターンを解説した本も読みたくなった。というか、すでに買ったまま放置してあるのだった。

そもそも論として、デザインのノウハウってソースコードから学ぶほうがいいんじゃないかなと思った。よく設計されたソフトウェアなら、学ぶべきパターンがいっぱいつまってそう。