エソテリックな方面

Rubyで作る奇妙なプログラミング言語」(原悠:amazon:4839927847)がおもしろい。brainf*ck系の奇妙な言語の総覧が楽しい上に、悪ノリした語り口調が、ともかく読んでいて笑える。それでいてRubyの基本お作法の解説になっていつつ、処理系入門、ラムダ計算入門みたなことになっている。

MRIの評価器には7本のスタックがあるという記述をRHGで見て、「こりゃ理解なんて無理だ」と思ったけど、brainf*ck系の極限的にシンプルな構成なら、何となく分かる気がして「処理系ってそういうことだったのか」という気にさせてくれる。YARVのようなVMと、その中間言語のようなものも、原理的にはこういうことなんですよという例を、Whitescapeという処理系の例で示してくれている。

まだbrainf*ckの処理系を自分でも入力して試してみたところだけど楽しい。